日本芸術村

2021年、世界と日本はコロナ大災害に見舞われました。

その緊張状態の中、第93回新構造展が、無事開催され大盛況にて幕を閉じました。

お客様管理人の私は、この展覧会の仕事で、東京都美術館地下三階にて作品搬入の受付業務を担当し、理事であるこのキャンプ場（林キャンプ場）のオーナーと仕事が一緒になりました。

そこで話が弾み、キャンプ場を芸術家のための作品制作の場にしてはどうかと話を持ちかけ、このキャンプ場の運営を任されることとなりました。

そうしてできたのが、この【日本芸術村】です。

多様性の時代となった現代社会では、様々なアーティストがたくさん増えました。

日々、ネットで世界中の新しい芸術の形が届けられています。

そんな中、日本はアーティストの社会的地位や認知度が低く、活躍できる場所がまだまだ少ない状態です。

それに拍車を掛けて、コロナ禍のため、世の中はどんどん閉塞的になり、ギャラリーや美術館も閉まってしまい、実際にアーティストの活躍できる場所や機会も減ってきています。

そこで、芸術活動ができるキャンプ場を作ってみては面白いじゃないかと、私は考えました。

今、日本は空前のキャンプブームです。

綺麗な空気の山の中で、広々と絵を描き、彫刻を掘り、写真を撮っては、映画を作る。

その傍らで、キャンプも満喫できる、そんな場所ができたら最高じゃないか、と思ったわけです。

芸術家や、芸術に興味のある方が、好きなように作品を作りながら、また制作風景を共有しながら、羽を伸ばせる場所。

また、ここでの交流が、アーティスト活動の躍進につながる場所。

そんな場所を目指して、林キャンプ場【日本芸術村】を運営していく所存であります。

お客様管理人　亀ヶ谷　豊（Yutaka Michael Maria KAMEGAYA）

新構造社とそのメンバーもご紹介致します。

当キャンプ場はどのようなアーティスト・美術団体の方でも歓迎致します。

新構造社は、戦前に立ち上げ100年余りの歴史を持つ美術公募団体です。

この美術団体は、「個人のイズム（芸術に対する思想）に重きを置き、会員相互の価値観を受け容れ合い、切磋琢磨しながら共に歩む」組織です。

日本芸術村は新構造社の会員同士の繋がりで出来上がりました。

そこで、新構造社メンバーの作品もご紹介したいと思います。